【子供のうちから手先を器用にしておくと良い】という言葉を聞いたことがあるお母さんはとても多いのではないでしょうか?
手先が器用になると、字を書いたり絵を描いたりできるだけでなく、集中力や忍耐力も向上していきます。
しかも、指先を使うことでその刺激が脳に伝わり脳が活発に動くようになり、運動能力や記憶力・コミュニケーション能力などを伸ばすことができます。
そこで今回は、子供の手先が器用になる習い事や遊び、トレーニングは何があるのかをご紹介していきますので、お子さんにピッタリな習い事や遊びを見つけてみてくださいね。
★【プロボキッズ】のブログで発信していましたが、現在は閉鎖しこちらにお引越ししました。
手先が器用になる習い事おすすめ6選
①ピアノ
ピアノを習うと「手先が器用になる」と言われる理由は以下の通りです。
- 爪が見えないように弾くため指に意識が向く
- 動かしづらい指も訓練で動くようになる
- 深く打鍵することで強いタッチが身につく(指の力がつく)
電子ピアノよりも生ピアノで練習したほうがより手先が器用になり、ピアノの上達への近道となるので、思い切ってアップライトピアノを購入しました★
②書道
書道を習うと「手先が器用になる」と言われる理由は以下の通りです。
- 筆先を安定させるため指先を固定できるようになる
- トメ・ハライで筆圧の調整ができるようになる
- 指や手首・腕の動かし方で字のイメージを変えることができるようになる
書道は指先で筆を持ち、点を書くのも線を引くのもフニャフニャする筆を上手にコントロールして書いていくことでドンドン手先が器用に動くようになっていきます。
習字は筆の置き方や腕の動かし方ひとつで字のイメージが大きく変わります。
特にトメやハライは字のバランスや雰囲気がガラッと変わる部分ですので、筆圧の細やかな調整も必要になってきます。
書道を続けると、どれくらいの墨が筆についているのか、筆先がどちらの方向へ向いているのかなど、筆をいちいち確認しなくても指先の感覚で分かってくるのも上達のポイントです。
筆をコントロールして自分の思い通りに書くには集中力も不可欠です。
1枚1枚丁寧に書いていかなければ、手先が器用になるどころか毛筆で書く字も上達はしませんので、ご注意をw
③そろばん
そろばんを習うと「手先が器用になる」と言われる理由は以下の通りです。
- 珠を正確にはじくことで手先の使い方が上手になる
- 1珠(下の4つの珠)をあげるときは「親指」
- 1珠を下げるときは「人差し指」
- 5珠(上の1つの珠)を動かす時は「人差し指」
上記の方法が基本的な指使いとなり、とても早く動かすことができます。
とにかく早く正確に問題を解くことが求められているので、指使いを守りひたすら問題を解き続けることで、自然と手先が器用になっていきます。
そろばんは手先が器用になるほか、芸術的なイメージを得意とする右脳にも効果があるのです。
発想力や記憶力、そしてやる気や向上心も高くなるので、「そろばんは時代遅れ」なんてことはありませんw
ちなみに学校の国語や算数といった学習は左脳の言語や計算を得意とする脳ばかりを使いますので、バランスよく脳を発達させようと思うと右脳を使う「そろばん」は良いですね。
④絵画
絵画を習うと「手先が器用になる」と言われる理由は以下の通りです。
- バランスや構図などの細かい作業をすることで手先が器用になる
- 鉛筆やクレヨンなどをうまく使えるようになる
- 絵を描き続けることで、経験が積み重なり10分という短い時間でも描けるようになる
絵を描くためには、どのように描いたらバランスよく構図の良い絵が描けるのかを考えながら作業を進めていく人が多いのではないでしょうか。
最初はとても簡単な絵しか描けなかったのが、影をつけたり色をつけたりして、鉛筆やクレヨンなどの使い方次第で絵が変化していくという楽しさを感じられるようになります。
塗る作業というのは手や手首を柔軟に動かしていく必要があるため、絵を描いて塗るという工程を繰り返すことで手先が鍛えられ、ドンドン細かい絵が描けるようになっていきます。
よく「似顔絵を描きます」というイラストレーターに街中で出会いませんか?
イラストレーターは短い時間で会ったこともない人物をササっと描いてしまいますよね。
それも絵を描き続けて経験を積んできたからこそできる技なんです。
どのように手を動かせばいいのかを良く知っているからこそ早く描けるんですね。
⑤陶芸
陶芸を習うと「手先が器用になる」と言われる理由は以下の通りです。
- 土をこねたり、ろくろを使うことで手先を使う感覚が上手になる
- 作品に下絵を描くことで細かい作業ができるようになる
陶芸と聞くとろくろを回して器を作るというイメージがあるかもしれませんが、その他にも【手びねり】といって手だけを使った方法もあります。
- 玉づくり:手が届く範囲の土を伸ばして形を創る方法
- 紐づくり:紐を作り積み重ねていく方法
- タタラづくり:板状にした土を曲げたり、くっつけたりする方法
手びねりではキャラクターや動物・お花などのオブジェを創ったり、小さな小皿やとってがついたコップを作ることができます。
ろくろではお茶碗や湯飲み茶わんなどが作れますよ。
粘土遊びや砂場遊びが大好きな子供であれば、喜んで作品を作るでしょう。
1日体験もあるので、親子一緒に楽しむのもいいですね。
手や指の動き次第で口の大きさも変わってくるから、湯飲み茶わんを作りたかったのにどんぶり茶碗ができちゃった…。
⑥ロボットプログラミング
ロボットプログラミングを習うと「手先が器用になる」と言われる理由は以下の通りです。
- ブロックを組み立てることで細かい作業が得意になる
- バッテリーやセンサー・ケーブルなどを正確に繋ぐことで指先の器用さが育つ
プログラミング教室でロボットを扱う場合は、ロボットを自分で組み立てていくことが大変多いです。
細かな部品を使うので細かい作業に慣れていき手先が器用に動かせるようになります。
バッテリーやセンサーといった部品にケーブルを繋いだりする際、曲がったりしないように慎重に繋ぐ必要があるため、指先を上手に使わなければなりません。
ブロックを組み立てていく作業は単調に見えますが、つかむ行為を繰り返すことで手先の発達を促すことができます。
ロボットプログラミング教室によってブロックの大きさが変わってきますので、子供の年齢や性格、好みに合わせて教室を探してみると良いですね。
KOOVは女の子でも手に取りやすい、カラフルなキューブのロボットプログラミング教材ですよ。
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手先が器用になる
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手先が器用になる遊びとトレーニング
①ブロック
ブロックは指先を使って操っていくため、手先の使い方を覚えていくのにとてもよいおもちゃです。
ブロックとブロックをはめていくだけではなく、外す作業も時には指先の力が必要になります。
はめるときと外す時の指の使い方は異なるため、ブロックで遊んでいるうちに指先の使い方が上手になっていきます。
ブロックの種類もいくつかあり、代表的なものと言えば【LEGO】で1.5歳から5歳まで使える「レゴデュプロ」はブロックのサイズが大きくとてもカラフルです。
乗り物や動物、数遊びやお人形遊びもできちゃいます。
▼レゴデュプロ
全国の幼稚園や保育園で採用されている日本製トイブロックの【アーテックブロック】は縦・横・斜めに自由に差し込むことができ、平面から立体のものまで作ることができます。
恐竜やパトカーなどを創ったり、ギヤやモーターパーツを組み合わせることで動くロボットも作れてしまいます。
▼アーテックブロック
もっと細かく複雑な作品を作ってみたいお子さんには【LaQ】という、7種類のパーツを使って作り上げていくパズルブロックもあります。
四角と三角の2種類のメインパーツと、5種類のジョイントパーツを使い、平面モデルはもちろん立体的なものまで作ることができます。
子供だけではなく大人も夢中になれるので、家族一緒に楽しめるところLaQの良いところですね。
▼LaQ
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②積み木
積み木をできるだけ高く積もうと思ったら、重心が真ん中にないと、いとも簡単に崩れてしまいます。
積み木を積み上げるのは単純で簡単な作業にも感じるかもしれませんが、手先を使って上手に乗せないと倒れてしまうし、真ん中に置くことができません。
集中力やバランス感覚を育てながら、手先の使い方も上手になっていきます。
▼くもんの積み木
▼キューブ積み木
③塗り絵
塗り絵は色鉛筆やクレヨンを使って、線からはみ出さないように塗るために、指先をコントロールする力が必要になってきます。
早ければ1歳半ごろから始めることができるので、手先が上手に使えない子供にとっては運筆力が向上し、次第に絵を描いたり字を書いたりすることができるようになっていきますよ。
塗り絵を始めたばかりは1色で塗りつぶしてしまうこともありますが、自然と何色も使って塗るようになるので気にする必要はありません♪
▼愛用しているクーピー
④折り紙
折り紙を折るときは端と端をピッタリと合わせたり、折り目をしっかりとつけたりするために指先を使う必要があるため、指の力がついたり指の使い方を覚えていきます。
子供の年齢が低ければ低いほど、作品を作るというよりも、自分が「こうやって折ろう」と思ったことが実際に自分の指で実践できる力をつけていくことが大切になります。
「山折り」「谷折り」「角をきっちり合わせる」「折り目をしっかりつける」などを教えていくといいですね。
ちぎったらどんな音がするかな?
そんな五感を刺激しながら指先の使い方を覚えていくんだね。
▼模様があるから折りやすい
▼簡単なものから高度なものまで♪
⑤パズル
パズルと聞くとジグソーパズルが頭に浮かぶ人が多いかもしれませんね。
それ以外にも、三角や丸、四角といった型にはめるパズルや、同じ形を探してブロックを入れていくというパズル、そして色を合わせるルービックキューブもあります。
どのパズルにも言えることは、指先でつまんで枠にピッタリはまるようにしたり、手先を動かしたりしていく動作が必要になります。
年齢が小さいうちは同じ形を探すパズルを、そして年齢が上がるにつれ枠の無いパズルにも挑戦していくといいですね。
▼12種類の指先遊び
▼英語版世界地図型パズル
▼様々な形のパーツで遊べる知育玩具
▼ルービックキューブ2×2
⑥紐通し
紐通しの良いところは、生後6か月ごろから始められ、年齢に応じて難易度をあげていくことができることではないでしょうか。
「パーツに紐を通す」方法や「ボードに紐を通す」方法などと様々ですので、お子さんの年齢や個性に合わせた方法を選ぶと良いですね。
手作りをしているお母さんもよく見かけるように、手軽に取り入れることのできる遊びです。
▼車の紐通し
▼1歳半から3歳まで遊べる
▼ハリネズミがかわいい
⑦粘土
粘土は「ちぎる・丸める・伸ばす」といった作業をしながら、自分の思い描く作品を作ることができ、0歳からはじめることができるおもちゃですね。
粘土をちぎったり伸ばしたりするためには指先を使って行うので、手先を器用に動かすトレーニングにもなります。
▼カラフルねんど
▼寒天素材のねんど
⑧砂遊び
砂遊びは、サラサラの砂やドロドロの泥を手ですくったり、指先で固めてみたり、手のひらや指先をとても良く使う遊びです。
子供が通う幼稚園は汚れが落ちないほど泥まるけになって、どろんこ遊びをさせる幼稚園で、みんな必ず作るのが上記の画像の泥団子。
実はこの泥団子はもう2年以上たっているのですが、まったく崩れる様子はありません。
指の先を上手に使ってギュギュと握って固めている子どもたちをよく見かけます。
お家に砂場がなくても、ベランダやお家の中で砂遊びセットを使って、ぜひ泥団子を作ってみてください。
▼スウェーデン生まれの「動く砂」
▼ベランダでも砂遊びができる
⑨知育菓子
アイスや団子・パンケーキが作れるキットの知育菓子ってご存知ですか?
材料がすべて入っていて、自分で作り方を読みながら作っていくお菓子のキットですね。
一昔までは、粉と水を混ぜるだけという簡単なものだったのが、今では「焼く・伸ばす・握る」という様々な作業が必要なお菓子もあります。
普通にクッキーやケーキを作ってもいいのですが、知育菓子を使って子供だけで作るお菓子も新たな発見があるかもしれませんね。
しかも、美味しかった~★
▼知育菓子10種類セット
▼知育菓子6種類セット
⑩アクアビーズ
アクアビーズは、水だけでくっつくビーズで、トレーにビーズを並べて霧吹きで水をかけることで上記の画像のように立体的な作品も作れます。
ビーズは指の上にちょこんと乗るくらいのサイズでとても小さいため、管理が大変で部屋中に転がってしまうかもしれませんが、指先を使うには良い遊びですね。
「Wアクアビーズペン」というペンの中にビーズを入れて、トレーにビーズを乗せる方法もありますが、指先でつまんでトレーに乗せる方法でもできますよ。
もし、子供がやりたいと言っていて、でも難しそうだと思うのであれば「かたちビーズトレイ」というのもあるので、試してみてもいいかもしれませんね。
上の写真のカエルの椅子は私が作ったんだよ♪
▼かたちビーズトレイ
▼8000粒入った大型リフィル
▼5000粒入ったバケツセット
まとめ
手先を器用にする習い事や遊び・そしてトレーニングをいくつかご紹介しましたが、お子さんが興味あるもの夢中になれそうなものはありましたか?
どの習い事でも続ければ続けるほど、自然と指先が動くようになるものばかりです。
もし、習い事をするのが難しいという家庭でも、遊びやトレーニングを上手に取り入れることで、グングン手先を上手に使っていけるようになりますよ。
何よりもお子さんが興味のあるもの、そして夢中になれるものを取り入れていくと良いですね。
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