七五三の親の最適な服装は?カジュアルな普段着はどこまでOKか?

だんだんと涼しくなってきて、七五三の季節がやってきますね。
私の娘の七五三は室内ではなく、私が生まれ育った故郷の由緒ある神社で、プロのカメラマンに写真を撮影してもらったのですが、下の息子が生後6ヶ月のときだったので、着物での撮影は抱っこするのもミルクも大変でした。
きっと、上の子供の七五三は下の子が生まれたばかりという家庭も多いのではないかと思うのです。
あなたも同じではないですか?
「着物だと汚れてしまうかも…カジュアルな普段着はどこまでOKなの…?」と悩むお母さんのために「七五三の最適な服装」や「おすすめコーデ」、そして「カジュアルな普段着はどこまでOKなのか?」をお伝えしていきますね!
もくじ
七五三について
現在では考えられないかもしれませんが、昔は乳幼児が亡くなってしまう確率がとても高く、7歳までの子供は神の子なんて言われていました!
7歳になってようやく、【社会の一員】として認められていたのですね。
死亡率が高かったので、子供の健康を祝うために【七五三】という行事が始まりました。
「神社にお参りだけ」「記念写真を撮るだけ」「お祝いのお食事をするだけ」だとしても、家族そろって子供が無事に成長できたことを感謝し喜びあえたらいいのではないかなと私は思います。
【家族のカタチ】を大切にした七五三が一番ですね!
七五三がある11月に適した服装とは
11月15日が七五三をお祝いする日と言われていますが、必ずしも「11月15日に参拝しなければならない!」という決まりはありませんので、10月から11月中の土日祝に行う家庭が多いことでしょう。
- 東京:最高気温17.7度/最低気温10.6度
- 名古屋:最高気温18.7度/最低気温9.9度
- 大阪:最高気温18.9度/最低気温10.9度
- 福岡:最高気温19.0度/最低気温10.5度
各地の気温の差はありませんが、最高気温が20度もない11月は【シャツ+カーティガン】や【ジャケット】【スーツ】などが過ごしやすいとされています。
七五三のある11月は、着物なら10月から5月に着る【袷(あわせ)】がおすすめで、胴裏・袖裏・裾回しなどの裏地を付けて仕立てられています。
重量感がある着物なので、オールシーズン着用する女性もいるようです。
最初に着物を作るときは【袷(あわせ)】にする人が大変多いように、選んでおいて間違いのない着物ですね。
洋装の場合はスーツやワンピースにジャケットを羽織るコーデを選んだほうが快適に過ごせますよ。
羽織物のおすすめコーデについては後ほど【七五三親のおすすめコーデ10パターンを紹介!】でも紹介していますのでチェックしてみてくださいね。
七五三の親の服装の選び方
七五三のお祝いは家庭によって違うとお話しましたが、それでも神社やお寺に参拝したり、写真撮影をしたりする家庭はまだまだ多いと思います。
全国的に行われている行事だからこそ、神社やお寺で恥ずかしい思いはしたくないですよね。
子供の成長を心から祝うために、七五三の親の服装の選び方をお伝えします。
和装・洋装どちらにするか決めましょう
七五三の子供の服装には決まりはありますが、親の服装に決まりはとくにありません。
和装・洋装どちらにするとしても【子供が主役】なので、主役を引き立たせるために、華美になりすぎないように家族全員のバランスを考え、清潔感のあるスタイルが望ましいです。
先程もお話しましたが、私は生後6ヶ月の息子がいながらも着物を着ました。
息子へミルクを飲ませた後に着付けして移動、そして撮影と、普段着ていない着物はとても動きづらく、疲労も半端なかったです。
ミルクを飲ませていたので、吐き出して着物が汚れてしまうかもという不安もありましたしね…。
娘の着物を借りると母親の着物が無料という理由で和装の着物を選びましたが、下の子供が小さければ小さいほど、動きやすさや洗濯ができるといったことから洋装のほうが楽です。
子供が自分でガシガシ歩いて行くのであれば、なかなか着ることができない和装はおすすめですね!
「子供の年齢がいくつなのか?」「抱っこする必要はないか」「授乳やミルクは必要ないか?」で和装か洋装どちらにするかを決めると良いと思いますよ。
「私は疲れてでも着物を着る!」それでも満足できるなら、私は大賛成です!
子供が引き立つ服装・デザインを選びましょう
先程【子供が主役】とお話しましたが、「派手すぎないように!」「目立ちすぎないように!」という言葉を頭いっぱいにしてしまうと、正解がわからなくなってしまうと思うので、ポイントをおさえて楽しく選びましょう。
七五三といえども、結婚式のような服装は必要ありません。
母親の服装は和装なら訪問着や付け下げ、色無地を選び、洋装ならフォーマルな席…、たとえば入学式や入園式で着ていってもOKなワンピースやジャケット、そして明るめの色のスーツなどを選ぶと良いですね。
神社やお寺に参拝に行くのなら、ノースリーブや胸元があきすぎた服、ミニワンピース、素足などは避けましょう。
手持ちのスーツがダーク系カラーのスーツしかない場合は、インナーやアクセサリー、コサージュなどで華やかに見えるようにしていくと七五三のお祝いらしくなりますよ。
服装ばかりに気がいって出かけようと思ったときに「あっ!!」と思うのが足元の靴!
夏場はミュール、冬場はロングブーツでは、子供が正装なのに対し、不釣り合いですので気をつけてくださいね~。
父親の服装は、我が家はダーク系のスーツにネクタイでしたが、おそらくこの定番といえるこの組み合わせが一番多いのではないでしょうか。
簡単に言えば、結婚式に着ていくスーツに、ネクタイを変えて行ったということですね。
ネクタイは白や黒を避けて、光沢のある素材を選ぶと同じスーツでも印象がぜんぜん違いますので、七五三用にネクタイだけ選ぶのおすすめですよ。
もし、「洋装ではなく和装で写真を撮りたい!!」と思うのであれば、グレーや茶色、紺色などのダークカラーの着物と黒紋付の羽織、そして袴という組み合わせにするといいですね!
子供より格下で夫婦は格を合わせましょう
子供を引き立たせ、なおかつ夫婦の服装のバランスも大事になります。
母親は着物なのに、父親はカジュアルな服装では、アンバランスですよね…。
かと言って、難しく考える必要はありませんよ!
子供が和装→母親は着物・スーツ・ワンピース 父親はフォーマル・ビジネススーツ
子供が洋装→母親は無地のワンピース・父親はジャケットとスラックス
家族のバランスが取れる組み合わせになります。
もし、祖父母も参加されるのであれば、着ていく服装を伝えてバランスが取れるようにしてきてもらうといいですね。
七五三の親の服装・カジュアルな普段着はどこまでOKか?
普段着などのカジュアルすぎる格好は祈祷などの厳しかな雰囲気では浮くと言われていますが、「お参りだけなら普段着でもいいのかな?」という思いもあると思うのです。
「カジュアルな普段着はどこまでOKか?」という線引きは、子供が着物を着ているのか普段着なのかという点です。
子供が着物を着ているのに、親だけカジュアルな普段着はアンバランスなので、やめたほうがいいでしょう。
赤ちゃんを連れていくから動きやすい格好でということでも、清楚で上品な服装で行きたいですね!
下の画像のママは白いシャツに、黒いパンツ、そして黒いパンプスを履いています。
華やかな式典で子供が主役ということを念頭におき、ベストは「上品な華やかさ」「フォーマル感」があることで、お参りだけだとしてもセミフォーマルなスーツ・ワンピースなどで行くのが望ましいですね。
ただし、写真を撮りにフォトスタジオに行って撮ってもらうのは、私の考えですが自由でいい気もします。
下の画像の家族のように、親は本当にカジュアルですよね。
神様にご挨拶に行くならセミフォーマルで行き、フォトスタジオはお好みでいいのではないでしょうか。
七五三親のおすすめコーデ10パターンを紹介!
①母親が和装・父親が洋装コーデ2選
母親は淡いピンクの着物×父親はビジネススーツ
母親が淡いピンクの着物で、父親がビジネススーツに斜めのストライプのネクタイをして、とてもバランスが取れていますね。
私も淡いピンクの着物を着ましたが、派手すぎず、子供を引き立たせられるのでおすすめですね!
母親は白い着物×父親はビジネススーツ
母親が白の着物で、父親がビジネススーツに斜めのストライプのネクタイをしています。
母親の着物の色やデザインがとても落ち着いていて、子供が引き立っていますね。
②母親・父親共に和装コーデ4選
母親は淡いパープルの着物×父親は黒の羽織
母親が着ているパープルの着物は頭に近いほど色が薄く、足元のみが濃いパープルになっているので、派手な印象もなく、華やかですね。
父親は定番ではないかと思われる、黒の羽織りと袴で、家族に合わせやすいです。
母親は薄いピンクの着物×父親はグレーの羽織
母親が薄いピンクの着物で、父親がグレーの羽織りを着ていて、珍しい組み合わせですね。
黒ではなくグレーの羽織に袴も素敵です。
母親は淡いピンクと白の着物×父親はグレーと黒のグラデーション羽織
母親が淡いピンクと白の着物で、父親がグレーと黒のグラデーションになった羽織にストライプの袴で、とてもおしゃれです。
グラデーションも楽しめるポイントのひとつですね。
母親は白い着物×父親はカーキの羽織
母親が白に淡い華がちりばめられた着物で、父親のカーキの羽織りと母親の帯の色が合っていてとても素敵ですよね。
家族全体でもバランスがとても良いです。
③母親と父親共に洋装コーデ4選
母親は黒のスーツ×父親はストライプのスーツ
母親が黒のジャケットにグレーのスカートですが、パールのネックレスで華やかさをプラスしていますね。
父親は、ストライプのスーツに白のネクタイをされています。
母親は白のスーツ×父親はストライプのスーツ
母親が白のスーツで、父親がストライプスーツを着ていますね。
白のスーツは子供が大きくなって入園式や入学式でも着ることができるので、とてもいい選択ですね。
母親は紺のスーツ×父親はスーツに爽やかなネクタイ
母親が紺のスーツを着ていますが、インナーが白でパールのネックレスをつけているので、清潔感があり、しかも華やかに見えます。
父親はスーツに爽やかな水色のネクタイをしていて、おしゃれですね。
母親は紺のワンピースにジャケット×父親はスーツ
母親は紺のワンピースにジャケットを羽織り、パールのネックレスをしていて、清楚でとてもきれいに見えますね。
父親はスーツに斜めのストライブのネクタイをしていて、バランスの取れた家族です。
まとめ
【七五三の親の最適な服装は?カジュアルな普段着はどこまでOKか?】を話題にしましたが、いかがでしたでしょうか?
七五三で子供が和装か洋装どちらを着るかで、親である母親と父親の服を決めていくと、すんなりと決まっていきます。
「子供が主役」であることを忘れず、清潔で清楚な服装であれば問題はありません!
ぜひ楽しんで服装を選び、七五三のお祝いを盛大にしてあげてくださいね。
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