クリスマスツリーの飾りの意味や玉の名前とは?種類別に紹介!

ハロウィンが終わった11月上旬ごろから、早いところではクリスマスツリーが飾られ始めますね。

私は結婚してすぐに自分よりも背の高いクリスマスツリーを買って、飾りつけもたくさん買って毎年玄関に飾っていますが、きっとあなたの家でも毎年クリスマスツリーを子供と飾りつけをしながら出しているのではないでしょうか。

クリスマスツリーの飾りはキラキラして華やかで、見ているとどれも欲しくなりますが、ただ単に星の形やりんごの形をしているのではないということはご存じでしたか?

恥ずかしながら私は知りませんでした…。

子供から「なんで星を飾るの?なんで?」と聞かれてもいいように一緒に、クリスマスツリーの飾りの意味や種類を確認してみませんか?

今年のクリスマスツリーの飾りつけでは、お互いに物知りなお母さんになりましょう!

 

 

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クリスマスツリーはなぜ【もみの木】なのか

もみの木クリスマスツリーと聞くと【もみの木】が頭に浮かんできませんか?

クリスマスのイメージとして定着しているもみの木やトナカイは、ヨーロッパ中部や北部に広められています。

もみの木は常緑針葉樹(じょうりょくしんようじゅ)といって、松や杉も同じで年間を通じて葉を一斉に落とす時期がない木で、針状の細長い葉を持っています。

ドイツ北部やデンマークスカンディナヴィア南部地帯の北欧は寒さが厳しく、それでも元気に緑の葉を保つ常緑針葉樹は古代ゲルマン人にとって「永遠の命の象徴」として特別な存在でした。

もみの木には「小人が宿る」とも言われていて、食べ物や花を飾ると小人が集まってきて、人間に力を与えてくれると信じていました。

このことから、クリスマスツリーとして常緑針葉樹が使われ始めたのです。

ただ単に三角形の形をして、葉がふさふさで飾りやすいからではないんですねw

 

 

 

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クリスマスツリーの飾りの種類とは

もみの木がクリスマスツリーの木として使われているのがわかりました。

次は、クリスマスツリーの飾りつけですが、先ほど食べ物や花を飾ると小人が集まってきて、人間に力を与えてくれるというお話をしましたね。

小人たちが集まってきて欲しいから、飾った飾りつけにも意味があるのです。

まず、クリスマスツリーにはどんな飾りがついているか考えてみましょう。

  • トップスター
  • クリスマスベル
  • 天使
  • 飾り玉・ガラス玉
  • 紅白の杖
  • ジンジャークッキー
  • リボン
  • クリスマスライト・キャンドル
  • 靴下
  • クリスマスリース
  • ひいらぎ
  • 松ぼっくり
  • サンタクロース

どうでしょうか?

まだまだあるかもしれませんが、私は考えに考え13個の飾りを書きだしました。

さて、飾りつけの意味、そして我が家の夫は「ミラーボール」と呼んでいますが、玉の名前も気になりますよね。

種類別にご紹介していきますね。

 

 

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クリスマスツリーの飾りの意味や玉の名前を種類別に紹介

【トップスター】てっぺんに飾る大きな星

トップスター

クリスマスツリーのてっぺんに飾る大きな星の飾りは【トップスター】と呼ばれています。

イエス・キリストがベツレヘムで誕生したときに、東方にいた占星術の学者たちである東方の三賢者たちは、西の空で誰もが見たこともない星が見えました。

その星こそ、【ベツレヘムの星】もしくは【クリスマスの星】と言われています。

東方の三賢者たちは星が現れたことで、ユダヤ人の王が生まれたと霊感が働き、ベツレヘムの星に向かってイエスキリストに会うために旅をし始めたのです。

星が止まった真下には、母マリアに抱かれたイエス・キリストを見つけ出し、尊敬する気持ちで礼拝し高価な贈り物をしたいう説があります。

てっぺに飾りやすいものが星だったというわけではなかったのですねw

【クリスマスベル】喜びの音を鳴らすベル

ベル

【クリスマスベル】は、イエスキリストの誕生を人々に知らせるための「喜びの音を鳴らすベル」です。

魔物を寄せ付けない聖なるベルで、古代ヨーロッパでは冬至の魔よけのおまじないとしてベルが使われていました。

迷子になったとき正しい道に導き連れて行ってくれるとも言われていますよ。

次にご紹介する「天使」とセットになっているものもあり、天使がベルを鳴らしイエス・キリストの誕生を知らせたそうで、クリスマスらしい物語があるんだなと思いました。

【天使】は生まれたときからあなたを守っている

天使

トップスターの代わりに【天使】もよく飾られます。

イエス・キリストの誕生をベルで知らせる役目を果たしていたのが「天使」だと言われています。

日本人がクリスマスに待ち焦がれるのはサンタクロースだと思いますが、ドイツでは天使を待つ人が多いのです。

天使は神の使いのような存在であり、生まれてから人には天使がついていて生涯守ってくれている「守護天使」と呼んでいます。

日本ではトップスターをてっぺんに飾りますが、私たちを守ってくれる存在として、天使をてっぺんに飾るという意味も頷けますね。

【クーゲル】ボール(飾り玉)やガラス玉はりんごの代わり

飾り玉

クリスマスツリーには丸い形をした、カラフルなボール(飾り玉)が飾られていますね。

「クーゲル」と呼ばれており、実はりんごの代わりだとも言われています。

最近はクーゲルだけのクリスマスツリーが多くなってきているように感じますが、クーゲルを飾ったクリスマスツリーはドイツ風の飾り方なんです。

実際はクリスマスツリーに飾っていたのは生のりんごで、エデンの園に生えていた禁断の木であり、永遠の命をもたらす命の木の実ともされています。

りんごは寒冷地でも栽培が可能で貯蔵ができるため、ヨーロッパの貴重な保存食でした。

クリスマスにはもみの木にりんごを飾り、クリスマスが終わったらみんなでりんごを食べていたようです。

しかし、気候の変化からりんごが育たなくなり飾ることができなくなったため、当時発達していたガラス工芸で作られたガラス球を飾るようになったことから始まっています。

【キャンディーケーン】羊使いが使う杖

キャンディーケーン・紅白の杖

クリスマスツリーの飾りで、紅白の杖の形をしたキャンディのことを【キャンディーケーン】と言います。

「ケーン」とは杖のことですね。

羊使いが使う杖を表していて、迷った羊を杖の曲がったところで引っ掛け、群れに戻すのに使っていたことから、助け合いの心を象徴するものとされていました。

キリスト教では、人は羊で神は羊飼いであり、神が杖で人を導いていたのです。

そして、杖を逆さまにすると「J」になりますよね。

イエスをローマ字で書くと「Jesus」になるので、迷える子羊をイエスが導いているとも言われています。

【ジンジャークッキー】家族の無病息災を願い

ジンジャークッキー

【ジンジャークッキー】が人の型(ジンジャーブレッドマン)になったのは16世紀で、イギリスのヘンリー8世が当時流行していたペストの予防に効果的なショウガを国民に広め、国民が国王に似せて焼いたのが始まりとされています。

ショウガやシナモンなどの強い香りは魔よけの意味を持ち、家族の無病息災を願ってクリスマスシーズンに作ってツリーに飾るようになりました。

イギリス・スイス・ドイツ・スウェーデンなどヨーロッパのクリスマスには欠かせないお菓子になったジンジャークッキーですが、日本でも手作りする人が増えてきていますよね。

【リボン】永遠の絆で結び合わさる

リボン

【リボン】にはお互いが愛情をもって永遠の絆で結びあわされるようにという願いがあります。

赤いリボンをよく使うのですが、イエス・キリストの血を象徴するという考え方もありますし、魔よけの意味もあると言われています。

クリスマスにリボンをたくさん作って、永遠の絆を願ったり、魔よけのために飾ったりするといいですね!

【クリスマスライト】夜を光で照らす灯り

電飾

【クリスマスライト】は、イエス・キリスト自身を象徴していると言われ「世を光で照らす灯り」という意味があり、クリスマスツリーにはキャンドルを飾っていたのですが、必ずバケツに水を汲んですぐそばに置いておいたほど、とても火事の危険性が高かったのです。

そのため、19世紀の終わりごろにアメリカの電話会社の職員が、電話交換機に使われていた電球を見てひらめき、現在のクリスマスライトまで発展し、きれいなイルミネーションを楽しむことができています。

【靴下】の中に偶然入った金貨

靴下

日本では【靴下】の中にお菓子が入ったクリスマスブーツというものが、クリスマスになると店頭にズラリと並びますよね。

実は日本だけにしか見かけない光景なんだとか…。

クリスマスで飾られる靴下は、聖ニコラウスという人物が貧しい家の子供たちを助けるために窓から金貨を投げ入れたら、暖炉のそばにあった靴下の中に偶然入ったことから、サンタクロースの物語が出来上がったのです!

子供たちが枕元に靴下を置いて、サンタクロースを待つ意味すらわかっていませんでしたw

どんだけでかい靴下を用意しないかんのかなって思って生きてきましたからね…。

【クリスマスリース】生命と幸福がいつまでも続きますように

リース

【クリスマスリース】「生命と幸福がいつまでも続きますように」という願いを込めて飾ることから始まっています。

リースは英語で「wreath」と書き、辞書で調べると「花・葉・小枝などで輪上に作る輪・花輪・花冠・輪・渦巻き」という意味が載っていました。

よく考えてみるとクリスマスリースは輪になっていて、始まりもなければ終わりもなく、永遠に輪ですね!

そのことから「永遠に続く神の愛」を象徴しており、イエス・キリストが亡くなった後、よみがえって人々を導いたことから「生命の輪廻転生」を表しているという説もあります。

【ひいらぎ】イエス・キリストの永遠の命

ひいらぎ

イエス・キリストがすべての人の罪を背負い、十字架に架けられるときにかぶせられてのが「いばらの冠」でした。

とげのような【ひいらぎ】の葉は、いばらの冠を象徴しているのです。

ひいらぎの赤い部分は「キリストの血」「太陽の炎」緑の部分は「永遠の命」と言われています。

寒い冬に鮮やかな緑の葉が広がるひいらぎは、「強い生命力」を感じさせ、ひいらぎの花言葉である「神を信じます」はイエス・キリストの「永遠の命」を物語っているのではないでしょうか。

ひいらぎは魔よけの意味合いもあるため、クリスマスにリースなどで玄関に飾ることもとても良い方法ですね。

【松ぼっくり】イエス・キリストを覆い隠した勇者のもみ

松ぼっくり

聖母マリアと父であるヨセフの間に生まれたイエス・キリストの誕生を知り、ユダヤのヘロデ王は自分の王座を脅かすものを排除しようと思い、イエス・キリストを探していました。

ヘロデ王から逃げるときに活躍したのが「もみの木」で、逃亡の際にもみの木のもみの実のついた葉で覆い隠したことで、【松ぼっくり】「勇者のもみ」と呼ばれるようになり、クリスマスのツリーの飾りになりました。

【サンタクロース】はミラのニコラオスがモデル

サンタクロース

クリスマス・イブになると、子供たちのもとへプレゼントを持って訪れる、子供たちが大好きな【サンタクロース】は、シンタクラースがモデルと言われています。

そしてシンタクラースのモデルは「ミラのニコラオス」ではないかと言われており、ニコラウスは貧しさのあまり三人の娘を身売りしなければならない家族の存在を知った夜、窓から金貨を投げ入れました。

投げ入れた金貨で家族は娘の身売りを避けることができ、しかも金貨は暖炉のそばにかけてあった靴下の中に入っていたのです。

「夜中に家に入って、靴下の中にプレゼントを入れる」といったことから、現在にまで続くサンタクロースの物語になっているのですね。

 

 

 

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クリスマスカラーとは

クリスマスカラー

クリスマスツリーの飾りを見ていると、クリスマスカラーが決まってくると思います。

実は【クリスマスカラー】にも意味があるので、最後に色のお話をしたいと思います。

クリスマスカラーは何色が頭に浮かび上がりましたか?

  • ゴールド

この4色以外にもあると思いますが、今回は4色の意味を確認していきましょう。

【赤】愛の寛大さ

赤は「キリストの血」を表しています。

クリスマスカラーの代表とも言える赤は、キリスト教のシンボルカラーでもあるんですね。

キリストはすべての人の罪をかぶり、血を流して亡くなりました。

そのことから赤色は神の「愛の寛大さ」という意味が込められています。

【緑】永遠の命

緑は「力強さ」や「永遠の命」を表しています。

「クリスマスツリーはなぜもみの木が使われているのか?」と先ほどお話ししましたが、常緑針葉樹が一般的であることがわかりましたね。

冬の間でも常に緑を保ち続ける、強い生命力があることから「力強さ」「永遠の命」という意味が込められています。

【白】純潔なホワイトクリスマス

白は「純潔」や「潔白」を表しています。

クリスマスツリーでも綿を使って雪を演出することもあるかと思いますが、ホワイトクリスマスといって雪が降ったクリスマスは、より一層ロマンチックな雰囲気になりますよね。

雪が持つ意味として「純潔」「潔白」という意味が込められています。

【ゴールド】ベツレヘムの星

ゴールドは「高貴」「希望」「大切さ」を表しています。

クリスマスツリーのてっぺんにはいつもキラキラしたトップスターが飾られていますよね。

トップスターはキリストが生まれたときに現れたとされる「ベツレヘムの星」を模したもので、ゴールドにはキリスト誕生にちなんで「高貴」「希望」大切さ」という意味が込められています。

 

 

 

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まとめ

クリスマスツリーの飾りの意味や玉の名前を種類別にご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

私自身クリスマスはクリスマスツリーに飾りつけをして盛り上がり楽しむものという考えしかなく、クリスマスツリーの飾りつけを含め全体に意味があるというのは新たな発見でした。

今年のクリスマスは娘と飾りつけを楽しみながら、飾りの意味や名前をお話ししたいなと思います。

ぜひ、あなたもクリスマスの飾りつけの意味を覚えて、クリスマスの準備から楽しんでくださいね!